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「そこ!」というコリを狙える 大阪の鍼灸院 

生理痛の痛み止めは、痛くなる前に飲む?

「生理痛の痛み止めは、痛みが出る前に飲むように」


お医者さんが、そう書いていらっしゃった記事を見て、私は驚きを隠せませんでした。


生理痛の痛みとは、あるのが当然のものなのでしょうか?




わたし自身は、生理痛が軽い方だと思います。


それで、生理痛が軽い人間は、生理痛で苦しんでいる人の気持ちが分からないから、こんなことは書く資格があるかどうか、悩んでいました。


けれど、やはり書きたいと思います。




痛みは、体からの大事なサインです。


赤血球や白血球は、痛みがあるところに、痛みをめがけて、痛みをサインと思って、痛みのある場所に走っていきます。


治療するためです。


だから、痛みを消すというのは、治療において必要な場合もあることではあるけれど、治療の王道ではないと思うのです。




身体は、口がなくてしゃべれませんから、痛みというサインで私たちに異常を伝えてきます。


痛み止めを常用していると、本当に危険なサインがあったとき、気が付かない可能性がある。


だから、痛み止めは乱用してはいけないといいます。


また、痛み止めは、繰り返し使っていると、効きにくくもなります。だから、痛み止めは、お医者さんの指示の元で慎重に使った方がいいとも言います。




上記のことは、痛み止めを常、利用しておられる患者さんの方がお詳しいと思いますが、ご存じない方もおられるかもしれないので、念のために書いたことです。




問題は、生理痛を失くすことはできるかということです。


これが肝心なことですが、生理痛の治療はさほど難しくないのです。


ほとんどの場合、栄養の問題を解消するだけで治るので、治療院に半年一年と通う必要もないことが多いです。


うちの患者さんは、1、2回治療を受けた後は、自宅でのセルフケアだけで、当院にとくに通っていただくことなく治してしまわれる方の方が多いくらいです。


だから、なぜお医者さんが、痛み止めを先に勧めるのかが納得できないのです。




生理痛が生じる原因はいくつもありますが、


  • 血液不足から生じる痛み

  • 血液の汚れから生じる痛み

  • 血液不足から間接的に起こる「冷え」から生じる痛み


おおまかにこの三つがあるとして、


1つめと3つめは、栄養不足です。


鉄とタンパク質をしっかり摂ることで、若い方であれば、半年かからず痛みは半減します。


2の血液の汚れから生じる痛み、東洋医学では瘀血といいますが、これは鍼やカッサが著効します。


カッサというのは、瘀血をこそぐ、という意味の中国語から名付けられた道具です。これは自宅でのセルフケアにも使えます。


3の冷えについては、お腹に普段から貼るカイロをしておくという、治療とも言えない方法も効果があります。




なぜ、「先に」痛み止めを患者さんにお勧めするのかが、私には理解できませんし、同意できません。


先にできることをやって、それでも解消しなかった場合、痛み止めに頼るのは最終手段で良いのではないでしょうか?


「生理痛が重い方、最初の行動は痛みどめを飲むことではありませんよ」、ということだけでも伝わってくれるとうれしいです。



 

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PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ

鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)


大阪の女性鍼灸師


子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。


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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18

メール 89nagomi@gmail.com


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