YouTubeに、
「サイコパスの人生相談」という
コーナーがあります。
そこで、こういう相談がありました。(うろ覚え)
「私は50代で無職で
生活保護を受けています。
ゴスロリが大好きで、
いつかゴスロリで固めた
マンションに住みたいという
夢があります。
庭があって
園丁がいて、
コスチュームは
ゴスロリで統一
どうすれば
この夢を叶えることが
できるでしょうか?」
その相談に対する
サイコパス…岡田斗司夫さんの
回答が秀逸でした。
まず、同じゴスロリ好きを見つける。
自分と同世代または自分より年上の。
そして二人でルームシェアして
徹底的に理想の
ゴスロリ生活を送るようにする。
そしてそのライフスタイルを
SNSで日々発信する。
同好の趣味の人を増やす。
同好の趣味の人たちだけでなく
二人のSNSを通じて
はじめてゴスロリに触れ、
「私もやりたいかも」
という人を増やす
(布教活動)
そういう人の中から、
「二人のライフスタイルを
どうやったらマネできますか?」
と相談してくる人が出てくるので、
岡田さん
「そういう人から経費の三倍くらいのお金をもらって、それを資金に、少しずつ広いところに引っ越しなさい」(意訳)
あたかも、
階段が焼け落ちたところに
新たな梯子をかけるかのような、
見事な回答に震えました。
「僕は、そういうときいつも逆算から考えようにしているんです。風が吹けば桶屋が儲かる…くらいの、遠い関係性でもいい。
でも、これをやったらこうなって、次にこれをやったらこうなって…という逆算が考えられたら、ゴールへの距離は縮まるんです」
考えてみれば、
将棋やサッカーも、
そういうゲームですよね。
普通の人は、
「風が吹けば…というこじつけでいいから」
と言われたところで、
常識が邪魔して、
なかなかそういう風に
発想できないところですが、
それができる人が
ファンタジスタなのでしょう。
人生相談を
カーナビに例えれば、
ナビが働くには、
自分の目的地を決めること。
現在地と目的地を
入力することが第一。
ここまでは、本人の仕事。
第二段階は、
岡田さんのような
知恵ある人…
道に詳しい先輩に
相談すること。
良き相談相手を選ぶこと。
ここで、相談相手を
間違うと、
「おまえには、現実ってもんが見えてねぇんだよ!」
という、的外れな
クソバイスが来る。
いや、本人、生活保護で
五十代で無職だっていう
自分の現在地、わかってますけど。
これって、治療の場面とよく似ているなぁと思いました。
治療家は、カーナビとして、患者さんが走りいやすい最善のルートを提示する。そして実際に伴走するところまでする。
アドバイスどまりじゃないところが、人生相談とは違うところだけれど、でも、カーナビとしての能力が乏しかったら、まずダメ。
治療法がない病気もあります。いや、むしろ治療法がない病気のほうが、この世には多いです。
つまり、ルートが焼け落ちてる。
当院の施術例でいうなら、アトピー性皮膚炎はまさに治療法がない病気の代表でしょう。
並みのカーナビならお手上げ。
クライアントに向かって、「あきらめなさい」と言ったり、「あなたの日ごろの生活態度が悪いから」などと説教しだしたりする。
そして、当院は、岡田さんが言っているとおり、まさに「風が吹けば…」というこじつけ論法で、ゴールを目指し、実際達成した。
道がない道と重々知りながら、最後まで走り抜けてくれた患者さんの知性と、勇気ある決断のおかげとしか言いようがありません。
こうやってブログを書きながら、これまで来た道を振り返り、輪郭を理解してみると、私にも自分の人生について、同じことができるかもしれないと思いました。
私自身、うつ病で仕事を辞め、鍼灸師の資格をとってからも、「治せない鍼灸」という壁にぶつかり、
鍼灸の専門学校を出たにも関わらず、治療法を探し模索に、長い時間がかかりました。
もちろん、学校を出ただけで、治せるようになると、甘く見積もっていたわけではなく、学生時代から模索していましたが、私が患者としてでなく、鍼灸師側から見た鍼灸の世界は、「治せない鍼灸師」がゴロゴロしている世界でした。
開業しても食べられないので、鍼灸師の国家資格 はり師・きゅう師は15万人いるものの、「鍼灸院」は少なく、「鍼灸整骨院」であったり、「整体(と鍼灸)」であったり、美容鍼であったり、デイケア、デイサービスであったり、保険を使う訪問マッサージ(無資格)であったり…
鍼灸師のごく一部が、「治療家」として、著名人を顧客に、誇りをもって仕事ができる一方、大多数は「鍼灸師の資格を持っているけど、何者でもない」状態に甘んじているという現実がありました。
「治せる鍼灸師」はごく一握り。鍼灸と栄養療法、二つながらに有効な「手段」を手にできた自分は、本当に幸運だったと思います。でも残念ながら、ラッキーだった私でも、幸運にあぐらをかくほどの余裕がありません。
なぜなら、鍼灸は(栄養療法も)、さんざん誤解されているからです。「ちっとも効かない」と。
本当は、劇的に効くんですけどね。
鍼灸を、最後の頼みとしてすがった人が
鍼灸に裏切られたと感じて、
鍼灸に背を向けて去っていく現状がある。
だからこそ、声を出して言いたい。
鍼灸は痛いよ!
でもめちゃくちゃ効く!
痛くない治療じゃない。
痛いけど効くんだよ。
痛いか、痛くないかなんて
治るか治らないかに比べれば
問題にすらならないでしょ!!!!
ちゃんと治る鍼があることが
まだ知られてないだけなんだよ!!!
栄養療法も
誤解されてる。
たいして効果がない
「なんとなく良いような気がする」
程度のものだと思われてる。
全然そんなことはない。
鍼灸同様、簡単、イージーな
もんじゃないけど、
めちゃくちゃ効果はある。
効くやり方を知らない人が
効かないやり方を布教してるから
誤解されてるだけ。
治療家は、カーナビ兼、治療というマラソンの伴走者。
相談を受けるだけでなく、実際に同じ道を走るもの。
治療家の人生は、患者さんの人生の一部を生きることになります。
真にやりがいのある仕事です。
大変ですが、誇るに足る仕事です。
治せる鍼を見つけてください。
当院の鍼灸と栄養療法(メガビタミン療法)は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。
大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。
ぜひ、ご活用ください。
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【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。
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栄養療法について、毎日記事を書いています。通知が多すぎるかもしれませんので、調整してください。ご予約や、質問、記事への感想も当院公式LINEにて承らせていただきます。
お目をとめていただき、ありがとうございました。
PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18
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