昨日の記事で、
治療には効率も大事だ
と書きました。
しかし、治療には、「早く治す」以外にも、別の価値基準があります。

昨日の記事は、あまりにも「ダラダラ」と、効果の出ない治療を受け続けている人がいるので、「早く治すことにもっと本気になれ!」という発破をかける気持ちで書いたんですが、「早い遅い」以前に、もっと根本的な話があるなと思いなおしました。
それが「効果性」です。
「効果性」というのは、『7つの習慣』に出てくる用語で、通常の意味とはちょっとニュアンスが違います。
効果性とは、「長期的に効果を生み出す」という意味です。
短期的に効果を生み出す…詐欺とか、マジックのような治療も、あります。
効果が出たように、見せかけるのです。
しかし、そんな詐欺的な意図がなく、しかし結果的に効果のない治療法も、いくらでもあり、またそれらが「正規の医療」として通用してしまっている面もある…。
この文中では、
短期的な結果を生み出す=応急処置(詐欺、マジックも含む)
長期的な結果を生み出す=効果性が高い治療、根治
という意味だと理解していただけたらと思います。
いくら「早く」効果が出ても、根治に繋がらない…最たるものは、「痛み止め」でしょう。
慢性の頭痛に痛み止めを飲むのは、応急処置でしょうか、効果性の高い治療でしょうか?
痛み止めは「早さ」だけで言えば、一番早い解決方法ですし、その場ですぐに成果を得られます。
あなたは休めない仕事をこなすことができ、給料ももらえます。
しかし、いずれそのやり方は破綻するでしょう。
長い時間の後に、そのツケが巡ってくるのは間違いありません。ただ、どういう形で巡ってくるか、「死人に口なし」か、認知症や脳障害で物も言えなくなるか。
薬の箱には、「長く継続使用しないでください」という断り書きが書かれているので、裁判所に持って行っても、まず勝てません。
何より、長年痛み止めで胡麻化すという方法を選んだのは、あなた自身なのですから。
早く効果を出すことは大事です。
治療なんかダラダラ続けるべきじゃありません。
ですが、効果性についても、しっかり考えてください。
効果性とは?
「長期に渡って効果を生み出す」ものです。
「効果性」については、深く、深く理解していただきたいので、『7つの習慣』から、2つエピソードを話します。
エピソード(1)
『7つの習慣』を書いた、コヴィー博士は、草刈り機を買いました。
二年は、とてもよく働いてくれました。
手入れもせず、使いまくっていたら、三年目になって出力が出なくなってしまった。手入れさえしていたら、今も草刈り機は役に立っていただろうに、というエピソードが一つ。
エピソード(2)
工場の機械を管理している工場長が、上司の受けを良くしようと、メンテナンスのために工場の機械を一切とめることなく、昼夜を問わず、フル稼働させた。
生産高はぐんぐん伸び、コストは下がり、利益は急増。工場長はあっという間に昇進して、他の部署に異動して行った。
その後、あなたがその後任者になった。
あなたは、「息も絶え絶えのガチョウ」を受け継いだようなもの。
機械はすっかり錆びつき、あちこちにガタがきている。当然、メンテナンスのコストはかさむ。利益激減。
その責任をとらされるのは?
あなたの前任者は、工場の資産を消滅させたのと同じだけど、会計システム上、生産高、コスト、利益しか計上されないから、「現」責任者の、あなたが当期の責任をとらされる羽目に。
『7つの習慣』という本の目的を一言で言うなら、「人生の利益の長期化、最大化」
そのために、この世の仕組、原理原則というものがある、ということを書いた本です。
健康の世界は、とくに「原理原則」がものをいう世界。
社会の仕組み上、ズルい社員が得をすることはありますし、一夜漬けでも試験で高得点を獲って要領よく世渡りしていける人はいくらでもいます。
でも、こと健康に関して、誰かにあなたのツケを押し付けたり、できるでしょうか?
あなたが食べたものが、あなたの身体を作るのに、出来上がった脂肪だけ、妹に押し付けるとか?
できませんよね。
マラソン大会に出場するよう誘われて、うまく断れたとき、「楽できてよかった」と思うか、「健康づくりをするチャンスを失った!」と捉えるか。
そこのところの判断に、「長期」「短期」という視点を持ち込むかどう変わるか?
結論:治療には、効果性と効率性、両方を考えて下さい。
朝早起きし、夜早く眠り、栄養を摂り、運動する。病気にならないようにするのが一番。
病気になってしまったら、「効果性の高い」治療を受けて、一日も早く治す、です。
当院の鍼灸と栄養療法(メガビタミン療法)は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。
大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。
ぜひ、ご活用ください。

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お目をとめていただき、ありがとうございました。
PROFILE

山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
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