事前に含んでいただきたいことがあります。
この記事は、ナイアシンフラッシュについての解説ではありますが、私は、ナイアシンだけでなく、タンパク質は毎日100g以上、ビタミンA~E、ミネラルは鉄とマグネシウム、亜鉛、セレンを摂っています。
新陳代謝が起こりやすくなる状態を、普段から準備しているのです。
ナイアシンは新陳代謝の最後の着火剤と思っています。
以下、ナイアシンフラッシュで私がどういう体験したかということを書きます。
====
私は現在、1500㎎のナイアシンと、500㎎のナイアシンアミドを摂っています(毎日)
この組み合わせは、単にナイアシンアミドの余ったやつが出てきたので、消費しようと考えてのことです。(2023年5月現在、残っていたナイアシンアミドを飲み終えたので、アミドは飲んでいません)
ナイアシン以前は、一年ほどナイアシンアミドを飲んでいました。
ナイアシンも、ナイアシンアミドも、大差ないと思っていたのですが、ナイアシンに切り替えてから、二つはまったく別物と思うようになりました。
ナイアシンにはアミドにはないフラッシュという副作用があったからです。
ナイアシンに切り替えて以来、3回大きなフラッシュが出ました。
ナイアシンもかれこれ半年~は飲み続けていると思いますが、現在も、ナイアシンを飲んで数時間たつと、皮膚の一部にフラッシュが出ます。以前のように、飲んですぐ劇的なことが起こったりはしません。
今は、フラッシュに慣れてしまって、皮膚にフラッシュが出ても、たいして気にならなくなっていますが、鏡を見ると顔が、手が、赤くなっていますし、ヒリヒリする軽い日焼けのような感覚もあります。
この記事では、その3回の激しいナイアシンフラッシュがどんなものだったか。
その経験から自分が何を感じたかについて、書いておこうと思います。
(1)ナイアシン500㎎錠を最初に飲んだ時
アミドからナイアシンに切り替えるとき、ナイアシン100㎎錠ではなく、500㎎錠を買っていました。
高をくくっていたことと、無知だったことで、はじめてのフラッシュ体験は強烈なものになりました。
幼少期、目を怪我したことがあり、目が弱い方で、とくに左目は常に圧迫感を感じている状態でした。
検査しても「やや眼圧が高い」くらいのものだったのですが、眼球を圧迫されている不快感は決して軽くはありませんでした。
眼圧の高さを、本人がしんどく感じるかどうかは、感受性の問題もあると思います。
わたしよりはるかに眼圧が高くても、平気な人はいるでしょうし、私のようにたいして眼圧が高くないといわれていても、耐えがたいと思っている人もいるでしょう。
私はかなりしんどく感じていたので、時々鍼灸も試していたのですが、眼球に鍼をすることはできませんし、効果的な対処法とはいえませんでした。
うっかり500㎎のナイアシンを摂ったとき、フラッシュは即座に起こりました。
私の感覚では、左目は「常に」眼窩から押し出されているような感覚と、多かれ少なかれ熱感があったのですが、飲んですぐ、左眼球を囲むような熱感があり、眼球がシュッ!と正常な位置に戻った感覚がおこりました。
その日以来、左目が眼窩から押し出されるような感覚は戻ってきていません。
疲れ目は何度もありましたが、鍼灸で治すことができる種類の疲れ目でした。
これが、記念すべきフラッシュ1回目の記憶です。
眼球を包むような熱感に、私はこの時から、ナイアシンは粘膜を短時間に新陳代謝させるのではないか?と思いました。
調べたところ、ナイアシンは、血管に働きかけるそうです。粘膜にはびっしり血管が含まれているでしょうから、感覚的に区別できなくても当然でしょうが…。
大事なのは、その後再び元の状態には戻っていないということです。
ナイアシンを継続して飲み続けているからだと思います。
(2)巻き取り機に巻き取られた何か
2回目は、寝ているとき。
ナイアシン500㎎の最初の経験で、「もっと何か治せないか?」と思っていた私は、ナイアシンをすぐ増量しました。500㎎から毎日1錠ずつ増やして、朝2、夜2飲んだ晩。
布団に入ってすぐ、右の脇腹にあった、「なにか」が体の左側にしゅしゅしゅ・・・と巻き取られていきました。
「なにか」がなにか、わかりませんが、私はこのとき、ナイアシンは粘膜の新陳代謝と関係があるのでは?と思っていたので、古い粘膜なのではないかと思いました。
として、そこそこ体積(面積)があるものが、移動していく感覚にはヒヤリとしたものを感じました。
かかった時間は目の時同様、ほんの一瞬でした。
「あ!」と声を上げる間もない1~2秒程度の時間で起こったことです。
右の脇側といえば、肝臓です。
長年脂肪肝を指摘されていて、右脇には常に微妙な重さと鈍い痛みがあります。
残念ながら、この時は一瞬で何かが治った、解消したということはなく、鈍痛は相変わらずです。
本来無痛のはずの臓器、肝臓側の痛み。
痛むとすれば臓器を包む膜なので、私はこの経験で「膜」に効いているという思いを強くしました。
ただ、肝臓側だったかはわかりませんが、大学時代コケて、ろっ骨を強打したことがありました。鈍痛は肝臓ではなく、そのときの後遺症という可能性もあります。
この時思ったことは、「ナイアシンフラッシュは、体の悪いところに出る」という確信でした。
私は、積極的にナイアシンフラッシュを起こそうと考えました。
(3)ナイアシンフラッシュで呼吸困難
3回目は、2回目からそれほど、日がたっていません。
私は、ナイアシンの量をガンガンに増やしていた時期にしか、激しいフラッシュは出ておらず、2000㎎(500㎎を4錠)から、私は飲む量を増やしていないからです。
ただ、量は2000㎎のまま、飲み方は変えました。フラッシュを起こしたかったからです。
朝2、晩2にしていたのは、初期だけで、その後はずっと朝4錠です。一回量をガツン!ととる方が、フラッシュが出やすいように感じました。
今でもフラッシュを強めに起こそうと、時々追加でもう一錠飲んだりはしますが、フラッシュが特別激しくなったりはせず、フラッシュがでている時間が延びるだけです。
フラッシュの出方は、飲んでからフラッシュが出るまでの時間が延長したり、一日のうち、複数回「出てるな」と感じることがあったりはしますが、激しいフラッシュが出たのは、この3回目が最後です。
2000㎎からナイアシンの量を増やさなくなったきっかけも、この3回目にあります。
このときは、はじめてちょっと辛さが勝った体験だったから。
私の家系はそもそも肺が弱いのですが、私も数回マイコプラズマ肺炎を経験していますし、肺は弱いほうです。
このときも、夜寝ているときだったので、朝2、夜2飲んでいのだと思います。
ほんの短時間、おそらく3分程度のことですがフラッシュが胸に起こりました。
フラッシュが出る場所は、毎回違うのですが、この時は胸で、肺か気管支のどこかで起こり、息苦しさを感じました。
胸に灼熱感も多少。
気管支炎みたいな感じですね。
時間は数分だったのですが、息苦しさは怖く感じ、ナイアシンフラッシュに不安を覚えました。ちょっとナイアシンの副作用を甘く見ている面がありました。
それで、ナイアシンの摂取量を毎日1錠ずつ増やすのをやめるきっかけになりました。
まとめ
最初のときに私の目に効いたのは、幸運だったと思います。
最初が呼吸困難だったら、二度とナイアシンを飲まなかったかもしれませんから、最初が幸運な結果だったのは、大事なことだと思うのです。
ナイアシンフラッシュが、体のどこに出るか?
選べたらよいなと思いますが、そうもいきません。
1回目、目に効いたのは、目がそのとき一番、細胞の新陳代謝を必要としている部位だったからかもしれません。
となれば、フラッシュが出ているということは、その出ている部位は、本人に自覚があろうが、なかろうが、かなり悪い部位で、フラッシュは、その部位に新陳代謝が起こっているということではないかと考えます。血管に効いているのか、粘膜に効いているのかはさておき。
実のところ、私の体に改善させたい部位は、まだまだあります。
フラッシュを起こすことで、そういう部位が治ることを期待する気持ちは今もありますが、やるとしたら、心身ともに充実して落ち着いているときにしたいです。
ナーバスになっているときにやると、軽い呼吸の苦しさでも、パニックを起こすかもしれませんから。
2000㎎キープでも、毎日どこかしらにフラッシュは出ます。
フラッシュは、皮膚または、もっと内部に「面」で起こります。点ではないです。
たいてい熱感です。
でもそれだけです。ヒリヒリしますが、ヤケドにしても軽いものです。が、ご本人の感受性次第で、これを痛みと感じてもおかしくないでしょうね。
私自身は、ナイアシンで、頭痛やむくみが出たことはありません。
ここまで書いてしまうと、記事のテーマがぼやけるから、書くかどうか迷いますが、私はもともと頭痛はほとんど起こしたことがない人です。
でも、ナイアシンフラッシュが脳の膜(硬膜か、クモ膜か、何膜かはわかりません)に出たことはあります。
頭痛持ちじゃなくても、47年生きて、そこそこ脳がダメージを受けて、新陳代謝を必要としてたとしても、不思議じゃないなと思いました。
ヒリヒリ感はありましたが、「別に」でした。
痛み止めを飲むほどの痛さじゃないし、せっかくナイアシンが効いてるなら、止めるのはもったいないと思ったからです。
ナイアシン2000㎎では、その面のサイズくらいにしか、効果が出ないということでしょう。しかし、その部位はたしかに細胞が新陳代謝されているのだと、私は信じています。
体なりに優先順位の高いところに、フラッシュは起こっているはず。
でも、どこに効くのか、私の意思で選べるわけではないので、準備だけ万端にして、あとは体にお任せするしかないってとこです。
これが、メガビタミン療法のパーフェクトコーディング理論という考え方でもあります。あり余るほど栄養を摂って、あとは体が優先順位を勝手に決めて治す。
人事を尽くして天命を待つ、です。
当院の鍼灸と栄養療法(メガビタミン療法)は、きっとあなたにとって、健康づくりの一番の味方になれると思います。
大阪市中央区玉造の鍼灸院、はりきゅう和-nagomi-、土日も鍼療、木金は夜八時まで開けて、皆様の健康づくりのお役に立とうと準備しております。
ぜひ、ご活用ください。
#鍼灸院 #玉造 #大阪メトロ玉造駅徒歩2分 #鍼灸師 #鍼灸 #はりきゅう和 #ルート治療 #みやこ式標準治療 #枯孔症 #シビレ #神経痛 #栄養療法 #メガビタミン療法 #頭痛 #慢性痛 #首肩コリ #アトピー #アトピー性皮膚炎
【大阪市玉造】で肩こりや酷い痛みにお悩みの方にオススメなのが鍼灸院はりきゅう和-nagomi-。他の鍼灸院とは異なりツボを使わない治療を行います。女性鍼灸師ですから、初めて鍼灸院を利用される方でも安心です。
★ ご予約、お問い合わせはこちら ★
栄養療法について、毎日記事を書いています。通知が多すぎるかもしれませんので、調整してください。ご予約や、質問、記事への感想も当院公式LINEにて承らせていただきます。
お目をとめていただき、ありがとうございました。
PROFILE
山崎 美穂 やまさきみほ
鍼灸師(国家資格 はり師+きゅう師)
大阪の女性鍼灸師
子どもの頃、仕事と主婦業で忙しい母親を見て、「忙しくても通い続けられる治療院があったらな」と思ったのが、開院の動機です。
詳しいプロフィールはこちら>
お問い合わせ・ご予約はこちら>
はりきゅう和-nagomi- やまさき みほ 〒540-0004 大阪市中央区玉造2-16-18
Comments